ゆうれい読書通信

幻想文学、ミステリ、SFなど

ベスト

2016年ベスト10冊(後半)

(6)アンナ・カヴァン 鷲の巣鷲の巣 満たされない日々を過ごし人生への絶望に陥りかけていた語り手のわたしは、過去に世話になっていた人物「管理者」が新聞に求人を出しているのを見かけ、そこに最後の希望をたくします。しかし、鷲の巣と呼ばれる管理者の…

2016年ベスト10冊(前半)

今更感がありますが2016年読んだ本ベスト10冊です。読んだ順。 (1)R・A・ラファティ 第四の館第四の館 (未来の文学) 『地球礁』『宇宙舟歌』に並ぶラファティの初期代表長篇だそうですが、この中だったら個人的にはこれが一番面白いと思います。「とっても…

2015年ベスト10冊(後半)

2015年ベスト10冊後半です。読んだ順。 前半:2015年ベスト10冊(前半) - ゆうれい読書通信 6 V・S・ラマチャンドラン「脳のなかの幽霊」脳のなかの幽霊 (角川文庫) 幻肢痛からはじまり、様々な奇妙な症例から探る脳の不思議について。ずーっと読みたい本リ…

2015年ベスト10冊(前半)

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。去年は随分記事数が少なくなってしまったので今年はもうちょっと頑張りたい所存です。 さて、2015に読んだ本の中から10冊、読んだ順での紹介です。まず前半。 1 エリザベス・ボウエン「ボ…