ゆうれい読書通信

幻想文学、ミステリ、SFなど

田中ロミオ 人類は衰退しました2


内容紹介
わたしをすくう?? スプーンとバナナ。

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の "調停官"であるわたしのお仕事。……なんですが。高い知能を持つ妖精さんのまわりは 不思議なことだらけ。 理解不能なおかしな道具を創って、わたしの身体を小さくしたり。現場復帰する祖父の 助手さんのお迎えに、何度も何度も行かせたり。……そんなこと、報告書には書けません! えっ? わたしが一因? ではないですよ!? お疲れの脳に刺激と安らぎを与える1冊。


読了日:11/18

 読書感想書くの滞りがちになってきたので短めに…
 一巻目はゆるゆるとした展開だったのにくらべ、二巻目はエンジン温まってきた感。わたしちゃん(主人公)がスプーンサイズになっちゃう、懐かしの某アニメを思い出させる一話目はかわいい展開になるかとおもいきやちらほらブラックだし、二話目は結構がっつりSFだし。二話目では普段シニカルなわたしちゃんの潔癖さや素直さが見れてかわいい。もちろん妖精さんもかわいい。私も衰退したいです