ゆうれい読書通信

幻想文学、ミステリ、SFなど

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・ダニング 死の蔵書

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。捜査に当たった刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があることを知…

ジェイムズ・サーバー 傍迷惑な人々:サーバー短篇集

傍迷惑な人々: サーバー短編集 (光文社古典新訳文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 子どもの頃から不器用で、工作すれば傷だらけ、車は毎度エンストの「なんでも壊す男」。思わずくすりと笑わせるイラストを、作者自ら大真面目に分析する「本棚のうえの…

田中ロミオ 人類は衰退しました2

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫) 内容紹介 わたしをすくう?? スプーンとバナナ。わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の "調停官"で…

ボリス・ヴィアン 心臓抜き

心臓抜き (ハヤカワepi文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 過去を持たず、空虚な存在として生まれた精神科医ジャックモール。その精神分析は、他者の欲望・願望を吸収して自己を満たすために施される…本書は、軽みとペシミズムが同居するいつもながらの…

マイ・シューヴァル , ペール・ヴァールー 笑う警官

笑う警官 (角川文庫 赤 520-2) 内容紹介 ベトナム反戦デモが荒れた夜、放置された一台のバスに現職刑事八人を含む死体が! 史上初の大量殺人事件に警視庁の殺人課は色めき立つ。アメリカ推理作家クラブ最優秀長編賞受賞の傑作。 読了日:11/8 おもしろかった…

J・G・バラード ヴァーミリオン・サンズ

本・雑誌ヴァーミリオン・サンズ (1980年) (海外SFノヴェルズ) 読了日:11/4 ヴァーミリオン・サンズと呼ばれる砂のリゾート地を舞台にした短篇集。かつては豪奢だったものの今はすたれかけてきたリゾートにただよう虚無感と、鮮やかだがどこか生気のない色…

大阪圭吉 とむらい機関車

とむらい機関車 (創元推理文庫) 内容紹介 名作の誉れ高い表題作を劈頭に、シャーロック・ホームズばりの叡智で謎を解く名探偵青山喬介の全活躍譚など九編に併せて「連続短回顧」ほかのエッセイを収める。初出時の挿絵附。収録作品 とむらい機関車/デパート…